[Jazz & Popular] サックス奏者 萩原隆 official site

萩原 隆 [Takashi Hagihra]
6月9日生まれ 双子座 B型

中学時代はなんと3年間チューバを吹いていたが、高校の吹奏楽部でサックスを始め、関西にある天理大学でビッグバンドジャズに転向する。山野ビッグバンドジャズ・コンテストに於いて、優秀ソリスト賞を受賞。

その後、The JANGOに加入しFun Houseよりメジャーデビュー。全国のFM局のチャートで1位を多数獲得。全国TVCMやドラマのタイアップなど。

現在は山梨県在住。

winds scoreより出版の管楽器用のソロ楽譜「めちゃモテ」シリーズを監修し出版。これが異例の大ヒットとなり、「サックスの譜面で最も売れている譜面」と言われるまでになる。企画立ち上げより参加し、楽譜のアレンジとデモ演奏を担当する。

ソロでのライブは、東京、名古屋、大阪、神戸で定期開催し、精力的に活動している。

◎生い立ち

 

サックス吹きです。

 

こんなオタクなわたくしは、山梨の田舎で、ぶどうに囲まれて育ちました。
小学校から中学校に入るまでは肥満児として過ごします。この頃に「面白い人だね」と言ってもらうしか生きて行くすべは無いと自覚し、その中でキャラクターがほぼ完成してしまいます。

 

その方向性からか、小学校で落語クラブの部長として手腕をふるいました。

ふだんの部活の時間には、アドリブを交えて部員達の爆笑をとるほどのウデを持っていたのですが、でも所詮は小心者。わたしのウデの評判を聞きつけた学校側が、なんと文化祭で全校生徒の前で私の落語を披露しろということになったのですが、そんな大舞台に尻込みしたわたしは、本番当日、なんと仮病で学校を休むことになります。
まるで、舞台ではおもしろくないのに楽屋では最高におもしろい三流芸人並です。

 

そんなぽっちゃりだった私も、中1から中2までの1年間で激やせ。(ダイエットではなく、体重そのままで身長伸びただけ)
あまりの身軽さに、超鈍足だったのが俊足に変貌。本人もびっくり。
まあ考えてみれば、ずっとおもりを付けてトレーニングしていたようなもので、悟空が鉄のように重い道着を脱いだ時みたいなかんじですな。

 

体が動くようになったので、スポーツに打ち込んでみたりします。

中学時代は吹奏楽部とバドミントン部を掛け持ち。


吹奏楽はチューバという楽器が担当でした。管楽器で一番低い音を受け持つ楽器。超デカイやつです。
これも入学時に肥満児だったゆえのことです。

ほんとはメロディが吹きたかったので、チューバ、あんまりおもしろくないな・・・と思いつつもそれなりに上手になります。
ただ、放課後、教室で個人練習していると、クラスの友達が寄ってきて、「なんか曲やって!」といわれるのが辛かったです。
なぜなら、なんの曲でもわたしの担当パートは、「ボォォォォ~」っと低音を伸ばしているだけだから…。

そんなことも知らずに、クラスメイトは譜面台に乗っている楽譜を見て、「あ!この西部警察のテーマやってよ!」と残酷な言葉を投げかけてくるのです。あまりにしつこいので、ちょっと演奏してみたりすると、やはり反応は「・・・・・・」。


こんなことから、バドミントンの方がだんだん楽しくなってくるわたしでした。

そしてその結果、吹奏楽部の部長のクセに、バドミントンの県大会で準優勝してしまうという快挙。(怪挙?) もうチューバは嫌だったので、高校では体育会系として生きていくことを決めます。

ところが・・高校吹奏楽のオトナの演奏っぷりに感激し、入部。でもチューバはもう嫌なので、サックスに持ち替えることに。

 

運命の出会い。

 

サックス持って1週間ほどで、一生の付き合いになることを確信します。
異常にサックスが楽しくなってしまい、毎日テンション急上昇。反動で成績は急降下。

 

その後、大学生となった私は、10年ほどを関西で過ごします。

 

高校から始めたサックスをしぶとく吹き続ける私。関西の空気に噛み合う自分が好きだったりする。

 

しかし、大学で吹奏楽部だと思って入った部がなんとビッグバンドジャズの部だったことを入部後に知ります。どうりで合奏場が狭かった。これがジャズとの出会い。


先輩後輩に恵まれ、楽しい部活生活を送るが、部活が忙しすぎて、2ヶ月ある夏休みも、オフは1週間というある意味大学生っぽくない生活。遊ぶ暇も無いのに「遊んでそうですね」とよく言われた学生時代。この時代のトレンドは、吉田栄作。w

 

在学中に山野ビッグバンド ジャズコンテストで優秀ソリスト賞をいただく。
打ち上げで、飲めなかったビールを初めてウマイ!と思い、それ以来ビールがちょっとだけ飲めるようになる。

 

卒業後にロックバンド「JANGO」に参加し、勢いでメジャーデビュー。一時ちやほやされる。
TV「平成教育委員会」のエンディングテーマ、「オールナイトニッポン」エンディングテーマ、「サークルK」 クリスマスバージョン TVCM、その他にもいろいろとFMで番組などを持たせていただき、さらにあちこちのFMでのチャートもうなぎのぼりで有頂天に。
京都のFM局、α-stationでは、年間チャートでなんと3位を獲得!

 

まだインターネットが珍しい時代にMacを買ってしまい、オタクまっしぐら。しかし元肥満児はハイセンスなオタク気質を持ち合わせており、立派なマカーに育つ。当時の機種はPM7600。

 

子供のころから電気屋さんの家に生まれたかったと本気で思うほどのメカ好きで、この頃の趣味はクルマの改造、パソコンの拡張、その他なんかメカっぽいものにはいまだに目がない。

基本的にコンセントが付いていればだいたい好き。w

 

地元の山梨に戻り音楽活動を続けるも、演奏依頼によるものが中心で、あまり自分の活動というほどのことをせずに過ごし、必然的にレッスンの時間が増える。
これがまた面白く、自分の奏法をきちんと伝えていくと、自分と同じような音が出るようになっていく。なんだか楽しい。w


すっかり田舎に引っ込んだ元ミュージシャンみたいな感じになってきているタイミングで、サックスのソロ楽譜を作ることになり、ちょびっと知ってもらう機会が出来た。山梨にこもっているサックス吹きにとっては、非常にありがたいことである。そして、その譜面が全国にどんどん広がっていき、いつの間にかみなさんに知っていただけるほどになりました。

 

おかげさまで、最近では都内を中心に、大阪、神戸などでも定期的にライブを開催している。自分からはまったく東京へ出ようという気概もなかったので、まったくもってみなさんの「東京でライブやらないんですか?」というご要望のおかげ。出不精なものの、期待してくれる方々を楽しませたいという欲求が勝ち、ライブ活動で外にでるようになったのは、奇跡としか言いようがない。

 

ジャンルはジャズ、ファンク、ロック、ポップスなど、
あまりこだわりなく、なにをやっても楽しめるわたしであります。
興味を持った方は、いずれライブにでも遊びに来てください。

 

長文失礼つかまつりました。m(_ _)m

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